【空色の未来[海色の過去]】
≪第8章 愛しい影≫
美緒side
何だろ…
凄くフワフワする
夢、見てるのかな…
多分これは……昔の仲間だった人達…
¨ ¨ ¨
懐かしいな…
あの頃に、戻りたい…
ムリか
月明かりがやけに眩しくて目が覚めた
辺りを見渡すと見知らぬ部屋。
確か学校で倒れた後、響也がここに連れてきてくれたんだよね。
助けてくれたのに悪いけど手出ししてほしくなかったな。
青龍の姫になったけど深く関わるつもりなんてこれっぽっちも無い…
今こうしてどこだか分かんないところで手当てされてるのも凄く嫌。
私は直ぐにベッドから起き上がって、
自分の鞄を確認すると部屋から出て行くことにした。
ガチャッ
「もう起きて大丈夫なのか…」
煙草を吸いながら部屋に入ってきた響也に一度だけ目を向けたがすぐに
ドアの方に向かっていく
「無視かよ」
もうここに居たくない…
「帰る…」
私はそう一言告げてドアノブに手を伸ばしたがそれに触れることはなかった。
横から響也が私の手首を掴んだからだ。
「なに?」
私は無表情を変えずに響也を見つめた
「聞きたいことがある…」
真剣な顔つきで響也が私を見るから
私も目をそらさず見つめた
「過去のお前にトラウマを植えつける程
傷つけたのはいったい誰だ。」
響也って……
ストレート過ぎるよね…
でもそれって時には人を
追い込むことだってあるんだよ
嫌なのに身体は私の意思を逆らって
震え始める…
「あんたに…言う必要ない」
声が震えないように喋れて良かった
私はそのまま部屋から抜け出した
何だろ…
凄くフワフワする
夢、見てるのかな…
多分これは……昔の仲間だった人達…
¨ ¨ ¨
懐かしいな…
あの頃に、戻りたい…
ムリか
月明かりがやけに眩しくて目が覚めた
辺りを見渡すと見知らぬ部屋。
確か学校で倒れた後、響也がここに連れてきてくれたんだよね。
助けてくれたのに悪いけど手出ししてほしくなかったな。
青龍の姫になったけど深く関わるつもりなんてこれっぽっちも無い…
今こうしてどこだか分かんないところで手当てされてるのも凄く嫌。
私は直ぐにベッドから起き上がって、
自分の鞄を確認すると部屋から出て行くことにした。
ガチャッ
「もう起きて大丈夫なのか…」
煙草を吸いながら部屋に入ってきた響也に一度だけ目を向けたがすぐに
ドアの方に向かっていく
「無視かよ」
もうここに居たくない…
「帰る…」
私はそう一言告げてドアノブに手を伸ばしたがそれに触れることはなかった。
横から響也が私の手首を掴んだからだ。
「なに?」
私は無表情を変えずに響也を見つめた
「聞きたいことがある…」
真剣な顔つきで響也が私を見るから
私も目をそらさず見つめた
「過去のお前にトラウマを植えつける程
傷つけたのはいったい誰だ。」
響也って……
ストレート過ぎるよね…
でもそれって時には人を
追い込むことだってあるんだよ
嫌なのに身体は私の意思を逆らって
震え始める…
「あんたに…言う必要ない」
声が震えないように喋れて良かった
私はそのまま部屋から抜け出した