【空色の未来[海色の過去]】
ガチャッ…バッタンッ
「何っ!!どうしたの?」
焦ったように涼介は俺達に声をかけるがそれに答えられるほど今は余裕じゃなかった
ハァハァハァハァ
「なんかあったんだろ、どうした?」
走ってきた俺たちが汗だくだったのを見て、祐介はタオルと飲み物を渡してくれた
「話せ」
呼吸の整った俺達に響也は話を切り出した
「ヤベえよ、今日きた転校生がな…」
俺はさっきの出来事を一から順に話していった…
お前にもう一度会いてえかもな、女…
俺はこれから起きることの前触れとも知らずに初めて会った女に思いを寄せていた