【完】36℃の思い〜世界で1番大切なキミへ〜


「遅いぞ玲依」



「ごめんなさい。けど、新入部員連れて来たから許して下さい」



新入部員?



そう言うと瀬川は一旦廊下に戻り、1人の生徒を中へと誘導した。



……えっ......?



「まぁ、いい。座れ」



嘘だろ?



俺はその生徒から目が離せなかった。



そして、2人は俺の前を通り席に着く。



バチン──



その時、目が確かに会った。

< 11 / 254 >

この作品をシェア

pagetop