【完】36℃の思い〜世界で1番大切なキミへ〜
やっぱりそうだ…
髪は昔より伸びているけれど…確かにそうだ。
俺が見間違えるわけが無い。
「瑠星…?」
あれは中学の時付き合っていた…未菜だ…...
それから俺は部長の話なんかに集中することが出来なかった。
頭の中はあの日の出来事。
そして、今目の前にいる未菜の姿。
でも、どうしてここに?
俺達の地元はここからかなり離れた場所。
それに…未菜は俺がここに通ってることを知らないはず。
たんなる偶然??
「じゃあ、簡単な自己紹介をしてもらっていい?」
そんな時、順番に自己紹介をすることを促された。
3年生から順番に自己紹介をしていき…とうとう俺の番。