【完】36℃の思い〜世界で1番大切なキミへ〜


俺の頭は軽くパンク寸前。

いや、すでに思考回路がおいつかない。



どうして…?



俺は教室を飛び出した。



「未菜ー!!」



そんな時、俺の後ろから声がしたかと思うと、さっき自己紹介をしていた1年だった。



その声に振り返る未菜。



「…もしかしてとっち!?」



そして嬉しそうに笑顔で話している。



その笑顔は懐かしい…

けれど、それは俺に向けられることは無かった──

< 17 / 254 >

この作品をシェア

pagetop