【完】36℃の思い〜世界で1番大切なキミへ〜
俺の頭は軽くパンク寸前。
いや、すでに思考回路がおいつかない。
どうして…?
俺は教室を飛び出した。
「未菜ー!!」
そんな時、俺の後ろから声がしたかと思うと、さっき自己紹介をしていた1年だった。
その声に振り返る未菜。
「…もしかしてとっち!?」
そして嬉しそうに笑顔で話している。
その笑顔は懐かしい…
けれど、それは俺に向けられることは無かった──