【完】36℃の思い〜世界で1番大切なキミへ〜


「それより、今日は部活のオリエンテーションだから!」



「もうそんな時期なんだ」



時が経つのはあっという間。

去年の俺ってなにしてたっけ…?



「あーー!思い出した!」



そんなことを考えていると、突然長沢が大きな声を上げた。



もう少し声のボリューム落とせないのかよコイツは。



「大貴うるさい!で、なにを思い出したのさ?」



「瑠星と初めて会った時のこと!!!」



なにを言い出すのかと思えば…

大声を上げてまで報告することじゃないでしょ。

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