【完】36℃の思い〜世界で1番大切なキミへ〜
「......あっ、えっと......良かったですね...?」
ほら。明らかに反応に困ってる。
このままだったら聞けずに終わってしまう。
俺は1つ静かに深く深呼吸をした。
「だから、連絡先交換しよ!!」
言えた、言えた!!!
案外口にしてみると簡単に言えて、あんなに緊張していたのがバカみたいに思える。
「ぜひ!」
未菜は俺の好きなふにゃっとした笑顔を向け快く了承してくれた。
それから俺達は携帯を操作して連絡先を交換した。
「...やった......」
「ふふっ」
あっ...思わず言葉に出てた...
そんな俺を優しそうに見つめ笑っている。
...その顔...ズルいなぁ。
ますます好きなるじゃん。