【完】36℃の思い〜世界で1番大切なキミへ〜
そして俺の前に来ると、俺の大好きな笑顔を見せ、
「こちらこそ、よろしくお願いします」
と言った。
この状況からこの場にいる全員が理解したのだろう。
どこからともなく拍手を浴びた。
「ったく。アイス1本な」
翼はそんな俺に優しく微笑みそう言った。
「おう!」
翼には感謝しきれない。
この気持ちに気付けたのも、告白出来たのも、付き合うことが出来たのも、全部全部コイツのおかげだ。
アイス1本って本人入ったけど、ジュースも付けてあげよう。
それからしばらく俺達の話になった。
女子はこうゆう話...いわゆる恋バナが好きらしくたくさんの質問攻めにあった。
おかげさまで解散する頃にはクタクタ...
だけど帰る時、
「りゅーちゃんまた明日!」
「また明日な!」
笑顔で挨拶出来たため、あっという間に疲れなんてどこかへ飛んで行った。
俺はこれからの未来に胸を踊らせた──