【完】36℃の思い〜世界で1番大切なキミへ〜
「.........」
「って、無反応かよ!!反応してよ!!恥ずかしいわ!!」
もう、なにこの空気。
俺が惚気たみたいじゃん。惚気たけども...!
「はいはい。ごちそうさまーー」
「って、棒読みかよ!」
「ごちそうさまでした!テヘペロ」
今度はわざとらしく大げさにウィンク付きだ。
「さーてと、次の授業なんだっけなぁ...」
「って、ちょっと待った!!無反応酷い!悲しい!反応大事!!!OK???」
「その言葉、そっくりそのまま翼に返すよ」
「やっぱり酷い!!リア充に昇格したとたん扱いが酷い!愛がない!」
翼はわざと机にふて寝しだした。
「ごめん。俺の愛は未菜にあげてるから」
柄にもなくそんなことを言って見れば翼は俺を驚いた様な顔で見ていた。
「なんだよ...?」
実際この言葉言うの、いくらノリでも恥ずかしいものがある。
「いや、瑠星ってたまに大胆だよな」
「っづ!!!!!」
その言葉で俺の限界がきた。
顔だけでなく、耳まで真っ赤。
今度は俺が机に伏せた。