アタシとアイツの秘密



「高橋....勇貴・・・・!?」


「何、俺がどうした?」







ふざけんじゃないわよ...

何でコイツがこの学校に居んのよ・・・・



「お前、もしかして・・・・・・・」


「そうよそのもしかしてがありえたのよ!!」

「クソ阿呆結季か!!!?」

「黙ってくれる?バカ勇貴!!」






其処にいたのは
中学に入学する前に転校したはずの

同姓同名のアタシの幼馴染・・・・





高橋勇貴だった。



「ざけんなよ、何でアンタと同じクラスじゃなきゃいけないのよ!」

「こっちのセリフだ、バカ。あーぁ、ありえねぇ...」

「もしかして家...前の家に戻ってきたの?」

「あったりめぇだ」







・・・・・・・・・最悪。

「何、お前引越ししてねぇの?!」

「なにバカな事言ってんの、当たり前じゃない!!!」

「はぁ・・・・もう、まじありえねぇ」






あたしの高校生活は最悪な状態でスタートした。
< 4 / 8 >

この作品をシェア

pagetop