Ｒｅｔｕｒｎｓ ＊リターンズ＊

まりちゃんか…。



確かに７年前には何の接点もなかったし、

一回も話した事なかった。


それであんな事になっちゃって、

こんだけ関わるようになって。



みんな、私たちに起こった事実を

知らないからね。



「西川君て最近、ただ冷たい感じだけじゃ
なくなったよね。なんか落ち着いた大人の色気
みたいな。だから余計にたまんな──いっ！」

「わかるぅ───っっ！！」



なんだなんだ、


まりちゃん本当に人気あるんだな。



「私も思い切って話しかけてみようかなー！」

「私は少し離れた所から、あの姿と仕草を
見てる方がいいわ〜。」

「チャラチャラしてない分、話せたら特別感が
あるよね〜！」



男はまりちゃん以外いないのかよっっ！！って

つっこみたくなる程のモテっぷり。



ここまでだとは思わなかったよ。