オフィス・ラブ #∞【SS集】
なんだ三ツ谷、と驚いたような声がして。
「お前、吸うのか」
ガラス張りの喫煙所で、くったくたになった身体を休めているところに、長身の人影が入ってきた。
俺を認めて軽く目を見開くと、早く言えよ、と隣のスツールに座る。
持っていたノートPCをテーブルに置いて広げると、ワイシャツの胸ポケットから煙草を取り出して。
当然のように、言った。
「さっきの続き、やるぞ」
俺…。
休憩しに来てるんですけど。