君と過ごした3年間
は……
「はぁぁぁ!?」
思わず、大声で叫んでしまうと、男が私の口を押さえるなり私をも一緒にしゃがみ込む。
「しーっ!
屋上のドア前まで先生が来ないかもしれないけ
ど、大声出したらさすがに来ちゃうから!」
あんたが出させてるんでしょうが!
「とりあえず、先生が来る前に移動しよ!」
男に言われて、外へと移動する。
今日は初日で体育とか何もないから、外に来る人は誰もいない。
「ここに座ろうか!」
裏門の近くにある自動販売機の横にあるベンチに座る。