嘘と本音と建前と。
空知の返事も聞かず司はクラスに帰った。


次の日。


香織の友達だけがフリーマーケットに来た。


理由は詳しく聞けなかったが図書室にいるらしい。


昨日香織の友達は司が本を読んでいるうちに空知が今日の衣装を伝えた

から来たらしい。


この子も腐女子なのだろうかと司は思った。


結局司も一緒に写るはめになった。


司にとって二年目の文化祭で香織と司、空知の接触は昨日の

あれだけだった。


三日目は最初の方で述べた通りただの後片付けだ。


接触ができるはずもなく司達の文化祭は終了した。


廊下で見かけることはあっても話しかけられるほど香織と文化祭で

何かあった訳では無い。


用事があるはずもない司は次の行事まで多分何も無いなと考える。


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