僕らのROLE 〜それぞれが出来ること〜
今朝は言い過ぎたか?

でも、急にあやなの話を出してきたリッカも悪いよな。

…あやなは、俺の親友の一人で、よくリッカと三人で過ごしていた。

だけどある日、あやなは交通事故でこの世から姿を消したんだ。

その日から俺は不登校になった。

俺はもう日課になってしまったパソコンを開き、最近はまっているおまじないを探し始めた。


「我ながら、おまじないとか女々しいよな…」


自分でも分かってる。
あやなにまた会いたいという願いから都合の良いおまじないを見つけ出そうとしているんだ。

あやなのことを吹っ切ろう、忘れようと、何度頑張っても無理だった。


「あやな、会いてぇよ…」


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