きみに想う 〜赤の民族〜
「ごめん、星にびっくりしてた
みたいだったから」

手を繋いで人混みから

連れ出してくれたのは

黒い髪の綺麗な顔の少年だった

「大丈夫?」

赤い髪の少女は何も言わず

少年の手を振り払うようにして

立ち去った



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