きみに想う 〜赤の民族〜
「姐さんー!」
自分を呼ぶ声がする
雫は白の隊員から
隠れるようにして逃げ
姿か見えないように
壁に寄りそってしゃがみ混んでいた
「悪いヤツじゃないけどなー
しつこいところがなー」
1人ごとを呟くと
壁の後ろに男と思われる影が現れ
見つかったかと
びっくりする雫
「モテてるみたいだね」
「海斗!」
海斗も雫のいる壁に行き
隣にしゃがみ込む
「オレの周りでも雫の話しをするやつ増えてるんだよな」
拗ねた表情で
ピタリと壁からはみ出ないためなのか
雫に体を寄せるようにして座る海斗
「近いんだけど…」
「いいの?これ以上離れたら見つかるよ?」
海斗は雫の話しを受け入れず
体に密着したまま、狭いスペースにいる
「表情豊かになったね」
「そうか?」
「あの温室で夜待ってるから」
白の隊員が遠くに行ったことを確認し
海斗が雫の手を引っ張り
起こし、夜の約束を伝え
爽やかにその場を去っていった
自分を呼ぶ声がする
雫は白の隊員から
隠れるようにして逃げ
姿か見えないように
壁に寄りそってしゃがみ混んでいた
「悪いヤツじゃないけどなー
しつこいところがなー」
1人ごとを呟くと
壁の後ろに男と思われる影が現れ
見つかったかと
びっくりする雫
「モテてるみたいだね」
「海斗!」
海斗も雫のいる壁に行き
隣にしゃがみ込む
「オレの周りでも雫の話しをするやつ増えてるんだよな」
拗ねた表情で
ピタリと壁からはみ出ないためなのか
雫に体を寄せるようにして座る海斗
「近いんだけど…」
「いいの?これ以上離れたら見つかるよ?」
海斗は雫の話しを受け入れず
体に密着したまま、狭いスペースにいる
「表情豊かになったね」
「そうか?」
「あの温室で夜待ってるから」
白の隊員が遠くに行ったことを確認し
海斗が雫の手を引っ張り
起こし、夜の約束を伝え
爽やかにその場を去っていった