きみに想う 〜赤の民族〜
街に貴族がやってきた

貴族かいない土地を選んで

転々としている雫にとって

大問題だ

街では雫の表だった身分は明かされてないものの

赤い髪の少女の存在は知られている

叔母の朱里は

どうしたものかと

悩んだが、急にいなくなると

帰って不自然な為

しばらくは大人しく留まることに決めた

「雫、髪は極力隠して、堂々としてるのよ
私たちは悪いことは何もしてないのだから
貴族の目に止まるようなことは何もないわ」

雫は、叔母の目を盗んで

いつものように

お気に入りの湖に出掛けた
< 6 / 98 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop