きみに想う 〜赤の民族〜
「あの男…」
珠留の髪が雫と同じくらい真っ赤に染まる
走り去る男に向かい
珠留は魔法を放った
地から這うようにして男を狙い
棘が生えた太い蔓が
男を確実に捉え
手足、体幹、頭
すべてを地に貼り付けるように拘束する
珠留の目には
感情が読みとれず、ただ男を締め付けるように追い詰める
雫が珠留を読んでも
全く珠留は気付かない
「お前を許さない!」
絡めとった男が、もがけばもがく程
身体に棘が刺さり
珠留はトドメを刺そうと
魔力を込めようとすると
男が呟く呪文に気づく
男が施そうとしてるのは
死の呪文
それは広範囲に及ぼす影響がある
危険な魔法
珠留の実力では
今男を殺しても、周りが死の呪文に侵される
恐れがある
「雫!凛子!」
珠留の髪が雫と同じくらい真っ赤に染まる
走り去る男に向かい
珠留は魔法を放った
地から這うようにして男を狙い
棘が生えた太い蔓が
男を確実に捉え
手足、体幹、頭
すべてを地に貼り付けるように拘束する
珠留の目には
感情が読みとれず、ただ男を締め付けるように追い詰める
雫が珠留を読んでも
全く珠留は気付かない
「お前を許さない!」
絡めとった男が、もがけばもがく程
身体に棘が刺さり
珠留はトドメを刺そうと
魔力を込めようとすると
男が呟く呪文に気づく
男が施そうとしてるのは
死の呪文
それは広範囲に及ぼす影響がある
危険な魔法
珠留の実力では
今男を殺しても、周りが死の呪文に侵される
恐れがある
「雫!凛子!」