きみに想う 〜赤の民族〜
雫は、長老の元へと走った
怪我をしている人もいる
若い貴族に年をとった貴族
敵、見方の把握が出来ない程
状況が見えないまま
長老の元へとたどり着く前に
会いたくない人物を見つけ
走るのをやめた
「これ以上は進ませないわ」
黒い髪に神経質そうな細身の男性
あの頃よりも年を重ね
より狂気に満ちた雰囲気を纏い
君悪さすら感じるのに
海斗に似た面影が、雫の心をざわつかせる
「ふん。女1人で何ができる」
馬鹿にした上からの態度
最も嫌いな貴族代表のような男
雫は風を起こし、貴族らにぶつける
風の強さに当てられる貴族だが
同じく風で対応し
魔力がぶつかり合う
貴族は数人
雫は1人
だが魔力は互角で貴族が押されつつある
次を打とうとすると
氷が側方から貴族にあたる
不意を突かれた貴族はやや魔力に乱れがあり
雫はその瞬間を見逃さず
火を狙い放った
「八神ーそのまま確保して!」
怪我をしている人もいる
若い貴族に年をとった貴族
敵、見方の把握が出来ない程
状況が見えないまま
長老の元へとたどり着く前に
会いたくない人物を見つけ
走るのをやめた
「これ以上は進ませないわ」
黒い髪に神経質そうな細身の男性
あの頃よりも年を重ね
より狂気に満ちた雰囲気を纏い
君悪さすら感じるのに
海斗に似た面影が、雫の心をざわつかせる
「ふん。女1人で何ができる」
馬鹿にした上からの態度
最も嫌いな貴族代表のような男
雫は風を起こし、貴族らにぶつける
風の強さに当てられる貴族だが
同じく風で対応し
魔力がぶつかり合う
貴族は数人
雫は1人
だが魔力は互角で貴族が押されつつある
次を打とうとすると
氷が側方から貴族にあたる
不意を突かれた貴族はやや魔力に乱れがあり
雫はその瞬間を見逃さず
火を狙い放った
「八神ーそのまま確保して!」