きみに想う 〜赤の民族〜

6

王が殺された

よって国の全責任が

わたし、翡翠に全権移ったことになる

これ以上の争いを続けようとする者は

即刻捕らえ、刑に処する

貴族もタヤル族も

動きを留め

突然現れた若い男をみている

「翡翠?王子じゃないか?」

「行方不明だったけど生きてたのか?」

「王が殺された?誰に?」



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