恋する僕らのひみつ。




月日は流れ、

あたしたちは高3の春を迎えていた。



1年間という期限どおり、



湊のお父さんは、出張先のシンガポールから日本に帰ってきた。



それと同時に、湊との同居生活は終わり、



うちの隣602号室の自分の家に、湊は帰ることになった。



全然、寂しくないと言ったら……ウソになる。



でももう、ただの幼なじみじゃない。
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