工業高校のイケメン達に愛されて【上】
ちょっと目を見開いて、あたしの頭から手を離して、自分の頰に手を添える坂口くん。
…顔赤いだけじゃなくて、もしかして熱いのかな。
もしかして風邪…とか?
「坂口くん、大丈夫?具合が悪いの?熱があるの?」
本当に心配。
少し眉を下げ、首を傾げて坂口くんの様子を伺った。
「ごめん、大丈夫だよ!気にしないで。」
「本当?つらかったら無理しないでね?」
まだ少し顔が赤い気がするけど…坂口くんが大丈夫って言うなら、もう少し様子を見よう!
いきなりどうしたのかなあ…?
まあ季節の変わり目だし、体調崩しやすいよね、この時期。