工業高校のイケメン達に愛されて【上】
どきどきと音を鳴らす心臓に手のひらを当てふぅーっも息を吐いた。
女の子いますように…女の子いますように…!!
1人でもクラスにいてくれたら救い以外のなにものでもない。
そう考えながら、玄関に向かい新品のローファーを履く。
初めて履くから、かたくて履きにくいや。
慣れるまで、足が痛くなりそうだなぁ。
「制服似合ってる、かわいいわよ、緋奈。」
スーツを着て、入学式に参列する準備が整ってるお母さんもあたしの制服姿を褒めてくれた。
「ふふ、ありがとう。お母さん!」
嬉しくて、にこりと笑顔でお母さんにお礼を言い、2人で自宅をあとにした。