工業高校のイケメン達に愛されて【上】



「いつもごめんね緋奈ちゃんっ。つい。」



尖らせた口を開いて謝ってはいるけどそこまで悪びれた様子もなく、ぺろっと舌をだす陸くん。


その顔を見たら、やっぱりかわいいと思ってしまし、怒る気なんてさらさらない。


ふふ、みんなの輪に入るのも慣れてきたな。


本当になんだかんだあたし、高校生活楽しめていると思う!



「あたしも放課後みんなのバスケ見たい!応援するね!」


「えっ緋奈ちゃんもきてくれるの!?やったあ〜〜!」



あたしがそういうと、ぴょんぴょんと、またはしゃぎ出す陸くん。


陸くんだけじゃなくて、バスケができることにみんなすごくうきうきしているみたい。


本当にバスケ好きなんだろうなあ〜。


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