工業高校のイケメン達に愛されて【上】
「わあっ緋奈ちゃん!飲み物ありがとう!」
教室に入る前に中の様子を確認してみたら、もうみんな着替えは済んでいたみたいで、教室の中へ入ると、陸くんが真っ先にあたしを出迎えてくれた。
ふふ、みんなあんなに動き回ったんだもん、喉乾くよね。
「ううん!はいみんな、どーぞ!」
あたしが買った飲み物を4人に渡すと、みんなすぐにペットボトルのキャップを開けてごくごくと勢いよく飲んでいた。
「緋奈ちゃんに飲み物頼んじゃってごめんね。ありがとう。」
坂口くんが笑顔で、あたしにお礼を言ってくれた。
あたしも坂口くんに笑顔を向ける。
「ううん、全然大丈夫だよ!」
「おいチビ。足りねえ。もう一本。」
「えっ、滝本くん飲むの早い…。」