工業高校のイケメン達に愛されて【上】
夕方のハプニング
-魅斗side-
夕方の帰宅ラッシュ。
予想はしていたけど…もちろん満員電車。
球技大会の練習でいつもより帰りが遅くなった俺たち。
俺は、駅まで用事がある…なんてみんなに言ったけど、別に特に用事はないんだよね。
ただ俺が心配で、緋奈ちゃんを家まで送っていきたかっただけ。
緋奈ちゃんに一緒に帰ろうと誘うと快くOKしてくれたので、今は一緒に電車に乗っている。
けど予想以上に、車内が混みすぎていて。
そのせいで俺は今、緋奈ちゃんを抱きしめる体勢になっている。
車内が揺れて、人に押された衝撃で緋奈ちゃんの腰に腕を回してしまって。
車内は人がぎゅうぎゅう詰めで身動きが取れなくて、緋奈ちゃんから離れられない。
小さい体の緋奈ちゃんは、俺の胸の中にすっぽりと収まって、顔を埋めている。
…これは、不可抗力だ。
ああ、緋奈ちゃんの髪から甘くていい匂いがする。
…腰に腕が回っていると、緋奈ちゃん、やっぱり細いんだなとか。
体が密着していると…結構スタイルいいんだなとか。
そんなことばかり、考えてしまう…。
バカ、変なこと考えるな。俺。
夕方の帰宅ラッシュ。
予想はしていたけど…もちろん満員電車。
球技大会の練習でいつもより帰りが遅くなった俺たち。
俺は、駅まで用事がある…なんてみんなに言ったけど、別に特に用事はないんだよね。
ただ俺が心配で、緋奈ちゃんを家まで送っていきたかっただけ。
緋奈ちゃんに一緒に帰ろうと誘うと快くOKしてくれたので、今は一緒に電車に乗っている。
けど予想以上に、車内が混みすぎていて。
そのせいで俺は今、緋奈ちゃんを抱きしめる体勢になっている。
車内が揺れて、人に押された衝撃で緋奈ちゃんの腰に腕を回してしまって。
車内は人がぎゅうぎゅう詰めで身動きが取れなくて、緋奈ちゃんから離れられない。
小さい体の緋奈ちゃんは、俺の胸の中にすっぽりと収まって、顔を埋めている。
…これは、不可抗力だ。
ああ、緋奈ちゃんの髪から甘くていい匂いがする。
…腰に腕が回っていると、緋奈ちゃん、やっぱり細いんだなとか。
体が密着していると…結構スタイルいいんだなとか。
そんなことばかり、考えてしまう…。
バカ、変なこと考えるな。俺。