工業高校のイケメン達に愛されて【上】
陸くんも、あたしと同じ心配をしてくれていたようだ。
「もし保健室にいなかったら、帰りに、みんなで翔の家にでも見舞い行くか?」
そう提案したのは、滝本くんで。
…できれば、行きたい。
心配だもん…。
「…でも、こんなに大人数で行ったら絶対に翔機嫌悪くなると思う。俺はパス。連絡だけ入れとくよ。」
「僕もそう思うし、連絡だけしようかなあ?心配なのはやまやまだけどね。」
坂口くんと陸くんがそう言った。
うーん、たしかに。
坂口くんのいうことも正しいのかも…。
「じゃ、とりあえず翔が帰ってたら俺とチビで家まで行くか。」
滝本くんとふたりで相葉くんのおうち…。
うう、緊張するけど…でも、相葉くんが心配。