工業高校のイケメン達に愛されて【上】



ふと、横にいる滝本くんを見上げた。


滝本くんの顔は、さっきの笑顔は吹っ飛んでいて真っ赤っかで。


単純に、なんで?と頭にはてなマークがいっぱい浮かんだ。



「滝本くん、なんでそんなに真っ赤なの?」


「はっ!?別に赤くねえよ!」


「…暑いの?」


「そうそう、暑いだけだしっ!」



滝本くんは、どこかムキになっているような気がする。


さっきは話しながら赤くなってたけど、なにもしてないのにこんなに真っ赤なんて、変なの。


あたしは、滝本くんにいきなり手を繋がれたから恥ずかしくて顔が熱いけどさ!


でも本人も暑いだけと言っていたので、きっとそうなんだろうな〜。


そのあとすぐにコンビニに着いて、相葉くんのことをよく知ってる滝本くんが、相葉くんの好きなものを買ってくれた。


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