工業高校のイケメン達に愛されて【上】



「お、お前ら…。」



扉を開けた人物____相葉くんは、こちらをみてぎょっとしている。


相葉くんは、スウェット姿でいつも少しつけているワックスを今はつけていなくて、ふわふわで自然な髪型。


その姿は、少し幼く見える。


心なしかお昼よりはすっきりとした表情をしていてる気がする。


少し、体調よくなったのかな…?



「よお、翔。お前の好きなもん買ってきたから入るぞ。」



滝本くんが遠慮なしに相葉くんの自宅へ入る。



「あっ、お邪魔しまーす…。」



あたしも滝本くんについていって。



相葉くんは特に何も言わず、あたしたちが家に入った後にそのまま玄関の扉を閉めた。


二階に上がって、右側の突き当たりへ進む滝本くん。


そこが、相葉くんのお部屋なのかな?


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