工業高校のイケメン達に愛されて【上】
…な、何しにきたんだこいつら…。
とは思ったけど、なんでこいつらが俺の家にまで来たのか、なんとなく想像はつく。
玄関まで歩いてゆっくりドアを開けると、優介と、中村が2人で立っていて。
優介は俺の家には上がり慣れているので、躊躇なく家に入ってきた。
中村は控えめに、優介に続いてちょこちょこと家へ入っていった。
俺も何も言わず、中村のあとに続いて部屋に戻った。
なんなんだこれは…。
そんなわけで、俺の部屋には今、優介と中村がいる。
優介は、俺のベッドにもたれかかって床に座っている。
中村は、部屋の入り口近くで正座している。
「あ、あの…相葉くん、急にきて本当ごめんなさい。具合は大丈夫…?」
正座している中村が不安げな顔で俺の方を見て口を開いた。