工業高校のイケメン達に愛されて【上】
な、なななななに!!?
びっくり仰天。
あたしは驚いて目をぱちぱちと瞬きさせる。
「…好きなのかよ。」
「えっ?な、なにを…?」
両頬が熱い。
滝本くんの優しい手と、ちょっといじけたような…赤い顔に、不覚にもドキドキしてしまう。
「あいつら、3人の誰かのこと。」
そして返ってきた言葉は、あまりにも意外で。
「へっ!!?」
思いもよらない唐突な質問にあたしはつい、大声を出してしまった。
「ち、ちがうよ!!みんなかっこいいとは思っているけど、好きとかそんなんじゃ…!!」
滝本くんに顔を挟まれたまま、勢いよく両手を左右に振って否定した。
「ふーん?」
「ほ、本当だよ!」
その疑いの目は、なんだ!!
というか、なんで急なそんな質問…!