工業高校のイケメン達に愛されて【上】



「陸くん、離して…?勉強、しよ…?」



いきなり、無理に押し倒されているのに、これ以上抵抗できないのは、どうして…?


声も、弱々しく発するのがやっとだ。


あたしは声を出すのもこんなに必死なのに、陸くんはずっと余裕そうな表情で…なんだか腑に落ちないというか…。



「ね、今日は課題じゃなくて、違う勉強しよっか?」



違う、勉強…?


あたしはまた陸くんの言っていることがよくわからなくて、眉を下げて首を傾けた。



「僕が、優しく教えてあげる。覚悟してね_____…。」



そう言って、あたしの肌に近づいてくる陸くん。



「やっ…ん…っ!?」



あたしは身をよじった。


だって、首筋に、ぞわぞわってした…ちくってした痛みを感じたから____…。


その痛みは、あたしの首筋に這った陸くんの唇からきたものだ。


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