工業高校のイケメン達に愛されて【上】
「でも僕らは、もう友達だし!!ね、緋奈ちゃん!困ったことがあったらいつでも言ってよ!」
あたしからぱっと体を離して、笑顔を向けてくれた向田くん。
すっごい、かわいい笑顔であたしは思わずキュンとしてしまった。
入学早々こんなに優しい人たちに出会えるなんて。
あたし、案外ラッキーかもしれないね。
「向田くん…ありがとう…!」
「僕も魁斗も優介も翔も、みんな緋奈ちゃんの友達だよ!」
「おい陸、なんで俺が入ってんだよ。」
向田くんの言葉にすかさず反応したのは、相葉くん…。
相葉くんがしゃべった…!
…って、それに感動するんじゃなくて、今は友達を否定されたことにショックを受けるべきかな…??