工業高校のイケメン達に愛されて【上】
一応進学したい高校がすごくレベル高かったし…。
苦手分野も、1日何時間もしっかり勉強した。
学校の先生や塾の先生に言われた通り、平日も休日もこれでもかってくらい、勉強した。
丸一日自分の部屋で勉強してて、あの頃は必死だったなぁ。
つい最近のことなのに、なんか懐かしいや。
「ふぅん…緋奈ちゃんて、もともとの志望校どこだったの?」
「あ、えっと、◯◯高校を受けたんだ。」
「えっ!?◯◯高校!?緋奈ちゃん、めっちゃ頭いいんじゃん!!」
「いやいや、全然そんなことないよ!!落ちちゃったし…」
「…でも、この高校に行くことになって親に何か言われたりしなかった?」
親になにか…って、受験に失敗したことで…ってことかな?