青天の霹靂
その瞳が悲哀のから、

憎しみに満ちた目に変わるのに 


そう時間はかからなかった。



「どうしてたすけてくれない?」

少女の瞳は鋭く、恨みにも似た目つきでこちらを見ていた。



「だって、無理だよ。 割れないもの。」



「どうしてたすけてくれない?


  たすけてくれるって言ったじゃない!]

少女の瞳はそう言っていた。


少女はどんどん白い霧に呑まれていく。




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