鈍感ちゃんと意地悪くんの周囲の人々
明日が本番ということもあり、今日はいつもの放課後よりもクラスメイトが教室に残っている。
半分以上は、いるかな?
それだけの人数が残っているにも関わらず、準備は大忙し。
2週間で1からお化け屋敷作ろうと思うと、こうなるんだなぁ。

そんな急ピッチで作業の進む教室内で。
どんなに、ごちゃごちゃにクラスメイト達が移動していても。
大好きな瀬田君と、美少女な立花さんは、やっぱりわたしの目をひいた。

立花さんが作業の手を休めて顔を上げた先に、瀬田君がいた。
目が合って、瀬田君は、立花さんに、優しくにこりと微笑んだ。
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