鈍感ちゃんと意地悪くんの周囲の人々
ジーンズに白いワイシャツを、ラフに着こなして。
わたしの手渡した地図を片手に、説明してくれる姿が素敵過ぎた。

「……?
って、聞いてます?」

あまりに呆けるわたしに、彼の声がかかる。

はぁ……。
イケメンな上に、声までカッコいいなんて、反則じゃない?

「あ、ご、ごめんなさい、聞いてます!」
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