鈍感ちゃんと意地悪くんの周囲の人々
受付に、彼の姿はあった。
魔法使いの格好も、似合っていてカッコいい。

え、てか、1年生?
嘘でしょ?

高校生ってだけでも驚きなのに、まさか、1年生?
え、こないだまで中学生だったの?

あ、でもそれを差し引いても、やっぱりカッコいい。
7つ年下の彼かぁ。
あ、もしかしてアリかも。
彼なら……、アリだ。

わたしは彼との未来を想像して、一人微笑んだ。
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