鈍感ちゃんと意地悪くんの周囲の人々
口の中のイチゴ味のキャンディが、甘い。
今のわたしの気持ちのようだ。

あの美少女魔女ちゃんには感謝しなくちゃ。
おかげで瀬田君を見つけることが出来た。
わたしが勝手に迷って偶然見つけただけだといえばそれまでだけど、何となく、きっかけを作ってくれたような気がした。

あ、てことは、あの魔女ちゃんと瀬田君は、同じクラスってこと?
なんて羨ましいんだろう!

魔女ちゃんは、毎日教室で瀬田君に会うことができるのか!
わたしなんて、時々お店でお客さんとしてしか会えないのに、いいなぁ……。
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