鈍感ちゃんと意地悪くんの周囲の人々
「そりゃあねぇ、舞台であんなことして、舞台袖で騒いで。
しかも告白だよ?
気になって視線、集めちゃうよね?」

みんなと一緒に拍手をしていた、鈴木さんが立花さんに説明する。

え、そんなに丁寧に説明してあげないと、理解出来ないくらい鈍いの?
てか、もしかしてちょっとおバカなの、立花さんって。

「いやいやど~も!
ありがとうございます!」

瀬田君はにこやかな笑顔を浮かべている。
彼女の手を、優しく握っている。
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