鈍感ちゃんと意地悪くんの周囲の人々
はぁ……。
俺の願いも虚しく、優斗はやっぱり堂々と学校1の美少女の手を引いて現れた。

「いやぁ、少女漫画から飛び出してきたかのような美男美女のイチャイチャシーン!
今日は多くの人が悶えておりましたが、いかがですか?!」

「いちゃいちゃも何も、新婚なんで」

何やってんだよ、何言っちゃってるんだよ。
大胆なのは行動だけじゃないのか。
その発言もどうなんだよ?!

頭を抱える俺を、周囲がチラチラ見ているのがわかる。
< 216 / 254 >

この作品をシェア

pagetop