鈍感ちゃんと意地悪くんの周囲の人々
あ、あれは……。
鈴木ちゃんから離れて、まただらだらと歩いていると、見覚えのある先輩を見つけた。
写真部の、瀬田の兄さんだ。
今日、文化祭の写真を撮って歩いていて、うちのクラスにも来ていた。
瀬田と話している姿をみて、やっぱり雰囲気とか顔とか、ちょっと似てるなって思ったんだ。
「先輩……っって、え?」
声をかけようと思ったところで、先輩はこけた。
後ろからそっとやって来たクラスメイトに、膝をかっくんとされていた。
「ちょ、危ないだろう?!」
「お前の弟に出来ないから、お前にしとく!
学校のアイドルにあんなことしたんだ、当然の報いだ!」
「それ、八つ当たり!」
お互いに笑っていて、ふざけているんだとわかるけど……。
瀬田のしでかしたことは、意外なところで二次災害を起こしているらしい。
鈴木ちゃんから離れて、まただらだらと歩いていると、見覚えのある先輩を見つけた。
写真部の、瀬田の兄さんだ。
今日、文化祭の写真を撮って歩いていて、うちのクラスにも来ていた。
瀬田と話している姿をみて、やっぱり雰囲気とか顔とか、ちょっと似てるなって思ったんだ。
「先輩……っって、え?」
声をかけようと思ったところで、先輩はこけた。
後ろからそっとやって来たクラスメイトに、膝をかっくんとされていた。
「ちょ、危ないだろう?!」
「お前の弟に出来ないから、お前にしとく!
学校のアイドルにあんなことしたんだ、当然の報いだ!」
「それ、八つ当たり!」
お互いに笑っていて、ふざけているんだとわかるけど……。
瀬田のしでかしたことは、意外なところで二次災害を起こしているらしい。