鈍感ちゃんと意地悪くんの周囲の人々
「何やってんだ、あいつら」
皆でバーベキューコンロを囲みながら腹を満たしていると、高橋が不意にそう口にした。
目線の先を追えば、我がクラスの名物カップル。
2人は揃って紙皿を落としていた。
勿体無いなぁ。
食べ物を粗末にするなと、後で一言言ってやらなくては。
「ちょ……もう、なんだよ甘ったるい!」
瀬田が、立花に覆いかぶさった。
薄暗いし顔までは見えないけど、おそらくキスしてるんだろう。
「舞台でするくらいなんだから、するんじゃないの?
多分、今、瀬田君的には幸せの絶頂だと思うし」
とうもろこしをかじりながら、中川が何でもないように言った。
皆でバーベキューコンロを囲みながら腹を満たしていると、高橋が不意にそう口にした。
目線の先を追えば、我がクラスの名物カップル。
2人は揃って紙皿を落としていた。
勿体無いなぁ。
食べ物を粗末にするなと、後で一言言ってやらなくては。
「ちょ……もう、なんだよ甘ったるい!」
瀬田が、立花に覆いかぶさった。
薄暗いし顔までは見えないけど、おそらくキスしてるんだろう。
「舞台でするくらいなんだから、するんじゃないの?
多分、今、瀬田君的には幸せの絶頂だと思うし」
とうもろこしをかじりながら、中川が何でもないように言った。