鈍感ちゃんと意地悪くんの周囲の人々
「いいじゃん、今日さ、お互いの気持ちを確かめ合って。
全校生徒の前であそこまでしたんだぞ?」

「そーゆー問題じゃ、ないんだよ?」

恥ずかしいよ、と立花が膝を抱えたところで、中川が二人に話しかけている

「お邪魔だった?」

あれ、さっきまでそこにいたよな?
いつの間に?
にこにこしているけど辛いんじゃないのか?

「ん~ん!
そんなことないよ!」

くっつく瀬田を両手ではがして、立花は中川に笑顔を向けた。
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