鈍感ちゃんと意地悪くんの周囲の人々
「え?
ステージ? 俺たち?」

立花さんが、なんのことだろう、と、首をかしげた。

「おいバカ美空。
忘れてんだな……?」

いやいや、もしかして、忘れてないよね?
カップルコンテスト……。
クラスの代表なんだよ?
こっちまで不安になる。

立花さんが、ハッと、目を見開いた。

「今思い出したってことが、その顔でよ~くわかった」

わぁ、忘れてたんだ。
立花さん、どうするの?!

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