鈍感ちゃんと意地悪くんの周囲の人々
うう、としょぼくれる立花さんと、笑顔でルンルンな瀬田君。
なんだかとっても対照的。

「あんたはどうして平気なのよっ?」

「逆になんでそんなに戸惑ってんの?
平気平気」

瀬田君は、ぽんぽんと立花さんの頭を撫でた。
いいなぁ、わたしも瀬田君に頭撫でられたい。
今日も二人は朝から放課後まで、いちゃいちゃを見せつけてくる。

わたしは二人からそっと視線を外した。
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