私とキスと横恋慕。
桐山、徹底的に御岡くんのこと目の敵にしてるなぁ…。
ていうか、ひどい!
御岡くんが一生懸命話しかけてるのに、たったの2文字で返事するって何!?
私は桐山を横目で睨んだ。
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駅から遊園地までは歩いて5分もかからなかった。
目の前の大きなアトラクションにテンションが上がる。
「みっ、御岡くん!遊園地だよ!
すごい久しぶり。楽しそう~!」
「朝から元気だな、沙々。」
うっ
美羽とおんなじこと言われた…。
「ご、ごめん。御岡くんがお疲れのところ…」
「いいって!確かに遊園地はテンション上がるし。」
御岡くんが歯を見せて笑うから、
私も思わず口許が弛んだ。
「行こう!」
私たちは角度が急なことで有名なジェットコースターに向かった。
人気なだけあって、ジェットコースター乗り場の前には既に列ができている。
よし!この待ち時間で
『御岡・桐山仲直り大作戦!!』
実行だ!