私とキスと横恋慕。
「顔赤くしちゃって~」
「ち、違うって!」
これ以上からかわれたらボロが出そうだ。
早く話題反らしたい…!
「ねぇ、沙々は桐や…「御岡。」
へ?
その場にいたみんなが桐山に注目した。
桐山が御岡くんのこと呼んだ!?
御岡くんの方を見ると、なんとも言えない嬉しそうな顔をしている。
「な、何?」
「飲み物買いに行こうぜ。」
「お、おう!」
「竹内たち、並んで待ってて。」
「分かった。」
御岡くん!!
良かったね!
行き際、御岡くんは振り返って、私にVサインを向けた。