私とキスと横恋慕。




****



桐山にキスされた翌日―



「おはよー!沙々。」

「ひ、ひぃ!!」


しまった!急に声掛けられたからつい!


「沙々?」

「あ、はは…おはよ、美羽」


美羽は不思議そうな顔をしてたけど、すぐにいつも通りおしゃべりを始めた。



よ、よかった…



何を隠そう私は、昨日美羽の彼氏である桐山景とキス

してしまったわけでして…。



悩んだけど、美羽に言わないのが一番だという結論に至った。


そして桐山のことはひたすら避ける。


キスの事実すら忘れるくらい

あわよくば



私の気持ちも消えるくらい―――





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